インカレへの抱負

第88回早慶レガッタの開催にあたり、多大なご尽力をいただきました皆様に深く御礼申し上げます。

4月14日に開催された第88回早慶レガッタにおいて、対校エイト、女子対校エイトは早稲田に敗北、第2エイトは勝利を収めました。

今年の対校エイトクルーは、冬季に艇庫入りをして実施した小艇漕ぎ込みの成果か、3月にクルーを組んでから早い段階で高い完成度で練習を重ねることができていました。3月末に戸田で開催されたお花見レガッタでは、1000mではありますが、前年の全日本選手権決勝に進出した社会人強豪や学生強豪と対等に戦うことができました。中でも前年度全日本選手権銅メダルのトヨタ紡織には、予選、決勝ともに勝利することができ、冬季に重ねてきた練習が間違いではなかったこと、またスタートが得意であるという自信をつけることができました。

その後も早慶レガッタレース当日まで、得意のスタートと高いトップスピード、また3750mを漕ぎ通せるタフネスにさらに磨きをかけるべく、神山監督、田辺ヘッドコーチのご指導のもと、質、量ともに充実した練習を行うことができました。

また、練習以外のところでどれだけボートに費やせるかが勝敗を左右すると考えたため、毎日1時間を超えるミーティングを重ね、考えられる全てのパターンを想定したクルーの意思統一、シミュレーションを確認しました。

レース当日、私自身含め対校エイトクルーに慢心は一切なく、確かな自信がありました。

今年は慶應が墨田区側のインレーンで、早稲田より1艇身遅れてのスタートとなっていたので、750m地点の両国橋までに差し切る中間目標を設定していました。 

しかしレース当日は観覧船により波は高く、整調ペアのリガーで波を何度も切り、オールを波にとられ、1艇身差のまま両国橋を通過しました。ラストスパートが入る残り1000m地点の吾妻橋まで何度もアタックを仕掛けカンバス差まで詰め、早稲田よりも先手を打ってラストスパートを仕掛けましたが、僅かに及ばず敗北となりました。

続く5月に開催された全日本選手権ではオープンペア銅メダル獲得、また男子軽量級ペア6位、舵手無しフォア6位とそれぞれ入賞することができ、部全体の実力が確実に上がっていることがわかりましたが、対校エイトは敗者復活戦敗退という結果に終わりました。

慶應対校エイトクルーとして非常に情けない結果に終わり悔しいですが、9月に開催されるインカレ日本一に向け下を向いている時間はありません。引きずることなく、反省を生かし、より強い意思をもって練習に励んでいます。

現在は科学的な裏付けがなされているエルゴメニューを昼のモーションに加え、最大酸素摂取量の向上と無酸素運動能力の強化をしており、2000mをより「強く」漕ぐというボートの基礎に立ち返り、実力向上を図っております。 また冬に引き続き少艇での練習に重きを置き、クルーの一人一人が艇を早く進められる選手になるよう努めています。

先日の「海の森水上競技場」完成記念レガッタでは、スタート500mで早稲田や明治といった強豪を1艇身離すなど、確実にトレーニングが身になっていることを証明することができました。これまでのボート人生で初めての感覚を得、「スィング」を体感することができました。8人のオールがぴったりと寸分のズレもなく同調し、艇が滑らかに動く「スィング」を追い求め、9月のインカレまで精進いたします。

「日本一」という塾端艇部の至上命題に向け、私たちは自分たちを信じ、諦めていません。これからも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。(主将 新井勇大・経4)

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