エイトの魅力
ボート競技には、1人でボートを進める「シングルスカル」から8人の漕ぎ手と1人の舵取り役(コックスといいます)でボートを進める「エイト」まで多くの種目があります。
その中で慶應はもちろん、多くの大学が学校の対校種目として優勝を目指す種目が「エイト」です。まずはエイトに乗り込む9人のポジションと役割を見てみましょう。

ストローク、7番:
ボートの進行方向から見ると1番後ろに乗る2人の選手です。
しかし他の漕ぎ手からすると「1番前で漕いでいる」選手になるので、後方の漕ぎ手が漕ぎやすいリズム作りと正確なブレードワーク、それをスタートからゴールまで保ち続けるスタミナを要求されます。
6番~3番:
ボートの中心に乗り込む4人の選手です。彼等に要求されることは、とにかくボートをどんどん前へ進めることです。
パワフルな選手が乗ることが多く、エイトのエンジンとしての役割をします。
2番、バウ:
ボートの進行方向からすると一番手前に乗る2人の選手です。
他の漕ぎ手全員の動きが見えるため、自分の動きのみならず他の選手の漕ぎにも目を配り、指示を出すことや、クルーを盛り上げることが要求されます。また、ボートの揺れが最も大きいポジションなので、それに負けずにしっかりと水を掴む技術が求められます。
コックス:
進行方向から見て、ストロークのさらに後ろから8人の漕ぎ手に指示を出す選手です。試合中は勝負所を見極めてスパートを仕掛けたり、漕ぎ手を叱咤激励したりします。また、練習中も漕ぎ手に容赦なく欠点の改善を求め、クルーをまとめあげます。オールを持つ漕ぎ手とは少し異なりますが、勝利を追い求める気持ちは全く変わりません。
エイトの魅力とは?
それは、「全く個性の異なる9人のメンバーでひとつのものを作り上げ、全員で勝利を目指す」ということではないのでしょうか。
その道のりは決して平坦ではありませんが、やりがいは抜群です!!
9人の動きと心がぴったりと揃ったときに、エイトはものすごいスピードが出ます。その爽快感は人生でもなかなか味わえるものではありません。
もしこのページを見てエイトに少しでも興味を持ったのならば、気兼ねなくご連絡ください!
私たちはいつでも待っています。一緒にエイトを漕いでみましょう!!