一生に一度

こんにちは。4年の荒谷大地です。「兼杉、貴舩、栗野」君たちの投稿は少々お待ちください。 今回のライフはあくまで僕の感じたことでボート部を否定する意図はありません。正直に書きたいのでお許しください。 もう8月が終わり、少しずつ過ごしやすい気候になりましたね。引退まであと10日ほどになりましたがまだあまり引退する実感が湧きません。2つ上の先輩の片山さんは引退直前に、「(4年間)長かったですか?」って聞いたら「あっという間といえばあっという間だけどここまで来るのは長いぜ(笑)」とおっしゃってました。当時は「へー」って思っただけですが今は本当にそうだと思います。長いですね4年間。すごく長かったです。きつかったです。 振り返ってみると ボート選手として全然納得できる成果を残すことはできませんでした。エルゴはほとんど伸びてないですし、入部当初の目標だった早慶戦出場にも遠く及びませんでした。ついこの前も後輩たちに自信のあったスカルTTで負けてしまい、最後のインカレに出ることもできませんでした。 試合にあまり出られず、ボートを漕いで寝るだけの暇で不自由で閉鎖的で代わり映えしない生活はまあ耐えられますけど時計の歯車になったみたいであまり生きてる感じがしなかったです。そこで「今日から変わるぞ!」と練習をがんばるわけでもなく「俺何してるんだろうなー」と中途半端にコースをスカルでグルグル回る日々でした。 やっぱり一番残念なのは同期とあまり仲良くできなかったことですね。正直今はボート部に入部したことを少し後悔しています。もちろんどれもこれも努力不足であり自分の責任です。たくさん失敗してきて学んだこともあります。前を向いてこれからはもっとちゃんとしないとなと思います。 話は変わりますが最近 日曜に放送されている「ノーサイドゲーム」というラグビーを題材にしたドラマが面白くて毎週見ています。頑張れアストロズ。そのせいか先日、地元である調布市の市役所に飾られていたラグビーワールドカップの広告が目に留まりました。 「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」という言葉が胸に刺さったのを覚えています。ラグビーワールドカップが日本で行われるのは初めてです。「初めて」という経験は二度とやってこない「一生に一度」の経験であり、その熱狂を感じてほしいという想いから作られたそうです。 これは他のスポーツにも言えることだと思います。記録の上では何回も行われてきた大会の一つでも出場する選手にとってはどれも一生に一度です。これまで経験した試合は僕にとって悔しかったり、嬉しかったりいろんな想いが詰まっていてどれも大切な思い出です。忘れた試合なんて一つもありません。(少ないから) 残すは「一生に一度」の引退試合です。チームのみんなと熱狂し、家族に誇ってもらえるような最高の試合できるよう、がんばります。 最後に僕に声をかけていただいたコーチ、先輩、同期、後輩の人達に感謝を伝えたいです。皆さんのおかげでなんとかボートを続けられました。ありがとうございました。 次は祐実ちゃんのラストライフです。マリアビートル級の大作を期待してるよ!
Facebook
Twitter
Email