平素よりお世話になっております。この度、第59回全日本新人選手権に男子エイトで出漕いたしました、法学部政治学科2年鍛治田有史と申します。
今回の男子エイトでは、「コミュニケーション」と「勢い」という2つのスローガンを掲げ、「メダル獲得」を目標に練習してきました。クルー結成からレースまで2週間しか時間がない状況ではありましたが、クルー9人全員が2年生で遠慮なく意見が言い合えるというメリットがあり、いかに練習期間を充実させレースに臨めるか、が鍵であると感じていました。そのため授業の関係で練習時間が確保できない日には陸上でできることを詰めたり、クルーミーティングではディスカッション形式で解決すべき課題について9人全員で話し合ったりしました。そして何より9人で徹底したのは「声を出す」ということでした。それは水上でも陸上でも徹底しました。2週間という期間は短いようで長く、途中でクルーが行き詰まる事はあってもポジティブな雰囲気を維持し、「コミュニケーション」、「勢い」を体現する最適なアクションが必要でした。9人でよく考え、よく話し、よく練習することができ成長し続けた2週間であったと感じています。
本番を迎え、予選は3着でしたがレース後のクルーミーティングで自分たちの弱みと強みを確認しました。敗者復活戦、準決勝では予選の結果をうけ、強みを活かした作戦で1着、2着でゴールし決勝に駒を進めました。迎えた決勝戦でも強みを活かした作戦で臨みました。しかし先行する明治大、中央大、仙台大には最後まで追いつけず4位でゴールし、4位入賞という形で今大会を終えました。
決勝後のクルーミーティングでは全日本級の大会の決勝という舞台に立てたことに可能性を感じつつも、表彰台に上がった大学に地力の差を見せつけられる結果となり目標まであと一歩届かなかった悔しさを9人で噛みしめました。2年後の全日本大学選手権までにその差を埋めていくことが今後の131期としての課題であるという結論に至りました。今大会でシーズンは終了し、トレーニング期間に入ります。来るべき時に備え日々精進いたします。今大会並びに今シーズンの応援ありがとうございました。(鍛治田有史・政2)