時間は大切に

貴舩がライフ書かないせいで僕が投稿できず、刻一刻と睡眠時間が削られてる4年の栗野です。ふつうに腹立ってます。早く寝かせてくれ。 さて、今回はラストライフっぽく、引退を意識したこの1ヶ月の話をしたいと思います。過去のライフも母には「つまんない」と一蹴されてきましたが、今回は超絶真面目な内容なのでつまらないと思った瞬間、画面を閉じて睡眠時間に充ててください。 突然ですが、みなさんは死ぬまでにやりたいことについて考えたことはありますか? 僕は小説とか読みながらこのことについて考えることが何度かあり、その度に「まぁスカイダイビングは外せないなぁ〜」なんて思っていました。 そんな呑気なことを考えていたある日、ふと 「あぁそうか。引退って現役としての命が終わるってことか。俺のボート選手としての命、あと1ヶ月か。」 と考えるようになりました。 だったら現役として死ぬまでにやりたいこと、やらなきゃいけないことをやり残さないようにしようと、僕は引退する最後の瞬間まで天寿を全うしようと決めました。 まずはインカレ優勝。 僕は2年の春から全日本級の大会に出始め、3年の春に対校に乗るようになり、部内で見れば未経験者としては順調にのし上がっていきました。ただ勝ちたくて入部した僕は、レースで勝てなかったことが一番の心残りです。 そのために僕はこの夏、「勝つため」の練習を積んできました。辛い練習や上手くいかない時こそ一番後ろから声を出してきました。最後まで勝ちを信じて漕ぎ続け、必ず結果を出します。 そして後輩へ何を残せるか。 もう一つ心残りに感じたことは、あまり後輩にボートの話をすることが出来なかったことでした。そうです、口ベタかつ人見知りです。 ただ最後くらい何か残せたら…と思っていたところ、タイミング良くエルゴ部屋掃除でK子Y恵さんに「ラストライフ、後輩にメッセージ的な事書いてください!」と言われたので、この場を借りてひとつだけ。 「物事を面白くできるかどうかは自分次第」 正直何も考えずにただボート漕いでても同じコースをくるくる回るだけで景色は変わらないし、手は痛いし、時間も距離も長い。練習試合もなければ大会は年に5回くらいしかなくて、目標を見失いそうにもなります。 けど文句を言って考えることを放棄したら何も変わらないんです、変わり映えない日々になっちゃうんです。 じゃあどうするか。結論、つまらないなら自分で面白くするしかないんです。何が面白いか、どう面白くするかは人それぞれだけど、例えば毎回の乗艇で何か一つ漕ぎ方を変えてみたり、上手い人の真似してみたりすることで、先の見えない修行みたいな練習も少しは面白くなると思います。 そのためには自分で考えたり、調べたり、見たり、聞いたりしたことを書き留めることも大切です。 僕はあまりマメな人間じゃないので毎日の練習日記は書けなかったけれど、 対校に乗ってた先輩からの言葉や、 その時乗った艇のリギング値、 動画やネットで学んだボートの知識、 乗艇で艇を早く進めるために掴んだ感覚、 負けて悔しかった想い、 体調管理のための栄養学やスポーツ生理学の知識、 くらいは書き留めてあって、これだけでも4年間でノート1冊分はあります。 もちろん僕が4年間やってきた上記のことはあくまで一例だし、全てが艇速に繋がるとは限らないけど、でもヒントくらいにはなるはずです。 「あの先輩こんなこと言ってたからやってみるか」 「あの人が言ってたあれってこういう感覚のことか」 今すぐじゃなくても、いつかこんな風に思い出してくれたら、先輩としての存在意義を少しは達成できたのかなと思います。 4年生のボート人生もあと5日しかありません。限られた時間だけど、時間の許す限りもっともっと話をしましょう。 ……うん、真面目。長い。面白くない。 ここまで読んだみなさんが睡眠時間を無駄にしていないことを祈ってます。ちなみに僕はもう2時間くらい無駄にしてますが、誰かさんのせいで。 明日はピート、ゴリ、ゆかちゃんの三本立てです。 乞うご期待!!
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