第91回早慶レガッタ クルーの紹介と意気込み

4月17日(日)に開催される早慶レガッタのクルーを紹介いたします。

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【女子舵手付きクォドルプル】

〇クルー

C杉森 春奈(商4) S久松 真麻(経2) 3伊地知 真優(環4) 2松井 萌(経4) B三神 真優子(政4) 

使用艇:AKIRA

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〇意気込み(女子主将:伊地知 真優)

早慶戦は、私たち女子部にとって非常に大切な大会です。

30年以上負けている雪辱を果たす為に私たちは戦います。

そして、女子部の勝利を以て総合優勝に貢献し、「王者慶應」を示したいと思います。

女子部は、全員が大学からボート競技を始めました。入部当初は、水の上を滑るボートに魅了されていましたが、エルゴの辛さを身に染みて感じ、「何て競技に出会ってしまったのだろう」と思いました。それでも、「勝利」という一つの目標を目指して、みんなで励ましあい、全員で切磋琢磨し、成長しながら、練習に取り組んできました。

今年の早慶戦には、舵手付きクォドルプルで挑戦します。メンバーの5人中4人が4年生であり、2年前の早慶戦ではコロナウイルス蔓延防止策の影響で試合の機会を失い、昨年の早慶戦では、勝利に手が届きませんでした。最後の早慶戦だからこそ、また、「勝利」を誰よりも信じ仲間と一緒に成長してきたからこそ、「勝利」にかける思いは、どのクルーにも負けません。

その為に、今年度の戦略として「ボディーコントロール」を掲げてきました。自分の身体を自由自在に扱うことを目的としています。第一に、自分の身体を扱うために、怪我をしない取り組みを行いました。女子部の毎年の懸念点として、冬には必ず怪我人を出してしまうことがありました。そこで、怪我をしない為にストレッチの管理や専門家からのアドバイスを取り入れるなどの取り組みを行いました。また、練習前には必ず10分程度の体幹トレーニングを行い、身体を起こしてから乗艇練習を行うことで、常に自分の身体を気にかけ、怪我人を0にすることに成功しました。第二に、身体を扱うトレーニングを実施し、重心の扱い方や力の入れ方を学びました。クルーにおいても、漕ぎ方はもちろんのこと、身体の角度や扱い方、力のタイミンングなどを合わせることでユニフォーミティーを高めることができました。第三に、隅田合宿を行いました。ボディーコントロールの学びを通して培った漕ぎを隅田川での乗艇に繋げるために、例年よりも多く隅田川で練習する機会を設けました。上記の戦略を通して、艇速に繋げ、勝利に近づいております。

早慶戦に対して、30年以上挑み続けてきた先輩方の思いを胸に、早慶戦勝利という「夢」を「目標」に変えて、戦いたいと思います。また、今までサポートして頂いたOB・OGの方々やマネージャー、家族への感謝を感動に変えて、笑って終わりたいと思います。最後まで、応援の程、よろしくお願い致します。

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【第二エイト】

〇クルー

C中島 祥貴(経2) S森本 修平(法3) 7神山 瑞樹(経2) 6神代 泰生(法2) 5山村 瑛(法2) 4大島 諒也(政4) 3竹峰 颯健(経2) 2朝倉 慶明(経2) B深川 大地(政2) 

使用艇:Rheingold

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〇意気込み(クルーリーダー:大島 諒也)

第二エイトは、9人中7人が新2年生という若さ溢れるクルーです。これまでの練習においても、有り余る元気を武器に頑張って参りました。その上で、私の指針として対校エイトに匹敵するチームパフォーマンスを引き出すために、「理念の共有」・「ビジョンの共有」・「覚悟の共有」を行う事を意識してきました。

これは、トップダウンの組織図ではなく、ボトムアップの組織図として、「水の王者慶應」を実現するための私なりの考え方です。クルー比率も鑑みて、私含めた全員が初心者の気持ちで臨み、同じ成長曲線を描くことで、一体感の向上を期待しました。その結果、長い早慶戦合宿期間でも毎回の練習において高いインプット・アウトプットを得られたと考えています。クルーは固い結束で結ばれる事となり、それぞれが自分自身の役割を全うする、理想のクルー形態に近づけることができました。ボートの練習を自分事と捉え、さらにその先の組織に対する貢献の思考については、今後の大会においても活かされると実感しております。

さて、今年の使用艇は、隅田の伝説となっているRheingoldです。これまで幾多の名勝負を繰り広げてきた名艇に乗り、先輩方の連勝記録を伸ばせるように頑張りたいと思います。また、早慶戦当日は対校エイトの前にレースを行うので、まずは我々が慶應の勝利を勝ち取り、「水の王者慶應」への架け橋を架けたいと思います。そのために、当日のコンディションを想定した練習を多く行ってきました。戸田での練習においても川の流れを常に意識し、漕ぎ方の微妙な違いに対する意識を共有してきました。また、今年も隅田練習を複数回行い、レースシミュレーションを積極的に実施してきました。春の麗の隅田川、駆け抜ける第2エイトが織りなす水脈は三色旗に輝いていることでしょう。

最後になりますが、日頃より慶應義塾體育會端艇部に対してご支援くださる全ての方に、感謝申し上げます。今後ともご声援の程、宜しくお願い致します。

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【対校エイト】

〇クルー

C山中 健吾(法4) S橋本 健之介(法4) 7野村 瑛斗(総4) 6足利 海知(商4) 5石田 新之介(法4) 4赤堀 太一(商4) 3大森 琉斗(政4) 2大下 陽士(法4) B中村 想人(商3)

使用艇:ENTERPRISE(新艇)

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〇意気込み(主将:石田新之介)

春暖の候、第91回早慶レガッタが隅田川にて開催されるにあたり、ご尽力くださった諸先輩方、ならびに大会関係者の皆様に部員一同を代表して心より御礼申し上げます。

昨年の早慶戦、我々慶應義塾は、男子対校エイトにおいて悲願の勝利を果たしました。5年ぶりに味わう勝利の祝杯は、何事にも代えがたい歓びを与えてくれました。

しかし、我々は到底満足できていません。第二エイト、女子エイトは早稲田に惜敗を喫し、その後に迎えた全日本インカレでは早稲田にリベンジを果たされました。掴みかけていた日本一への切符も、そう簡単には手に入らないという現実を、我々はまざまざと思い知らされました。

日本一、そして早慶戦優勝への確固たる覚悟を持って始動した今シーズン、我々は「王者」をスローガンに掲げました。偉大な先輩方が長きに亘って惜しくも逃してきた日本一達成、そして早慶戦優勝を我々のチームで何としてでも成し遂げる。そのような強い想いに、我々は幾度となく奮い立ってきました。また、王者に相応しい徳を身に着けるべく、「Open mind」、「善を行ふに勇なれ」、「踏み込め」というスローガンを3本の柱に掲げ、仁義を具えた力強い組織を作り上げて参りました。

日々の練習においても、部員一丸となって新たな挑戦をして参りました。練習の量と質の更なる向上を図るため、毎練習で漕破した距離、ウエイトトレーニングでの挙上重量を「見える化」し、数値化による練習量の管理に加えて、部内での競争激化を促進しました。また、慶應の外に目を向け、他大学や社会人チームとの合同練習や並べを積極的に実施いたしました。新鮮な知識や価値観に触れる回数を増やし、常にチームに刺激と活気を生むことに努めて参りました。42名全員がこのような取り組みに真摯に、そして根気強く取り組むことに成功し、間違いなく飛躍的なレベルアップを遂げています。

末筆ではございますが、OB・OG、関係者の方々、監督、コーチ、家族、そして仲間の支えの中で、我々は日々当たり前のように艇に乗り、安心して寝食を共にできています。4月17日の勝利をもって、支えてくれる方々への恩返しを必ずや、果たします。

全身全霊で隅田を漕ぎきり、桜橋を最初に通過することをここに誓い、私のご挨拶とさせていただきます。

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今シーズン、私たちは「王者」というスローガンを掲げて、精進して参りました。日頃の練習の成果を発揮できるように、女子・第二・対校の完全優勝に向けて、全身全霊をかけて臨みます。

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なお、新型コロナウイルス感染防止対策として、コース沿道や橋上での観戦や応援は極力お控えいただき、インターネットによるライブ配信中継にての応援を是非お願いします。

以下リンクより、ご覧ください。

http://the-regatta.com/ 

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ご声援のほど、何卒よろしくお願います。

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