小仲 正也
監督
はじめに、今年もこの素晴らしい舞台を用意していただいた両校OBOGの皆様と関係各位に心より御礼申し上げます。
対校エイトは序盤からリードを許す苦しい展開となりましたが、中盤を粘り、終盤に追い上げるも一歩届かず、敗北を喫しました。
荒れた水面を相手と比してしっかりとしたブレードワークで漕いでいたにも関わらず差がついたのはなぜか。1秒の差での敗北はレースの駆け引きという点において省みる余地はなかったか。3,750mを漕いで1秒の差でしたが、そこから学ぶことは多くあると感じています。この経験と、第二エイトの勝利、女子対校エイトの序盤の健闘を糧に、全日本選手権、大学選手権へ向けて、さらに質の高い練習、質の高い生活を目指し、1㎝でも遠くへ艇を運べるように、部員全員で努力を重ねていきたいと思います。
今後もご支援ご声援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
田邉 保典
ヘッドコーチ
「あと少し」
本当に悔しい早慶戦となりました。
しかし何を語ろうが事実として受け入れるしかなく、もう取り返しはつきません。
反省は数多ありますが、やはり「油断」という言葉が浮かびます。
もちろん自らを含めての事です。
この長い秋から冬、そして春を振り返ってみて、思い当たる事が浮かぶのは、皆同じ事と思います。
大事なのは「これから」であり、この「思い当たる事」をどう整理し戒め、克服していくかに尽きます。
それは特に見えない部分、
「心技体」
の「心」の部分に他ならないと考えます。
「学ぶは、漕ぐは何のため」
学生だけに向けた言葉で流さずに、今一度自身の事に当てはめ、向き合って参る決意です。
最後になりましたが、マネージャー、OBOG、関係者全ての皆様へのお詫びと、これまでの様々な形での応援に対して感謝を申し上げ、私の振り返りとさせて頂きます。
太田 匡洋
ヘッドコーチ (カヌー)
早慶レガッタカヌーエキシビションは、去年に引き続き、慶應クルーvs早慶混成クルーの対戦が実現しました。
両クルーとも、4人が息のあった漕ぎを見せ、最後の一瞬まで勝敗が分からない好レースとなりました。結果、桜橋の前で早めのスパートをかけた早慶混成クルーが僅か0.01秒差の逃げ切り勝ちで歓喜を噛み締めることになりました。
このような熱いレースをできたのは、日々の練習で乗風破浪してきたからであり、この積み重ねが夏に大いなる目標を達成するための糧になることを確信しています。
カヌーエキシビションの実施にあたり、早慶混成クルーの参加をご支援いただいた関係各位、ご指導ご鞭撻くださった皆様、レースの時間が変更になった中でも多大な声援を送ってくださった皆様に、改めて御礼申し上げます。
竹峰 颯健
主将
対校エイトのクルーリーダーを務めました、慶應義塾體育會端艇部主将の竹峰颯健です。
第93回早慶レガッタ開催にあたり、ご支援・ご声援を頂きましたOB・OGの皆様を始めとした全ての皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
今回の早慶レガッタでは対校は0.97秒差で負けました。この秒差は惜敗のように感じますが、私個人としては大敗だと重く受け止めております。今回負けた1番の要素として、私はユニフォーミティだと考えます。相手に勝ちたいという気持ちは負けたとは思っておりませんが、波や流れで崩れた時、早稲田に比べてまとまりきれなかったことだと考えております。
しかし、その中でも最後の最後まで粘り、差す寸前まで食らいついた慶應の対校クルーを私は労いたいと思っております。
今後の展望としましては、塾端艇部の総力向上と部での統一した漕ぎを目指すことだと考えます。この冬シーズンで行ったフィジカルの向上や知見を広げる講義が間違っているとは思いません。ただ、早稲田に対して我々のスローガンである「傑出」ができていなかったことは事実であるため、この早慶戦の負けを全日本・インカレに繋げていけるようチーム一丸となって前向きに受け止め、日本一への歩みを続けて参りますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
藤枝 憲昭
第二エイト クルーリーダー
第二エイトのクルーリーダーを務めました、藤枝憲昭と申します。
今回第二エイトは、培ってきた力を遺憾無く発揮し、早稲田に3艇身差をつけて勝利することができました。
個々のパワーでは負けていても、クルーの統一感を徹底的に向上させたことで、荒れた隅田川でも安定した力強い漕ぎを実現することができ、改めてボートが「究極のチームスポーツ」であることを実感いたしました。
最後になりますが、第93回早慶レガッタの開催にあたり、ご尽力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
引退までラスト三ヶ月間、日本一を目指すのにふさわしい練習を積んでいきますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。
久松 真麻
女子エイト クルーリーダー
本年度女子対校エイト、クルーリーダーを務めました、4年の久松真麻です。
まずは、第93回早慶レガッタ開催にあたり、ご支援・ご声援を頂きました全ての方々に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
今回の女子対校は、3年ぶりのエイトで開催され、我々慶應は2年生から4年生までの女子部員全員で挑みました。初めて早慶レガッタに出場するメンバーもいる中、勝利を見据え、覚悟を持って練習を行い、一人一人の技術はもちろん、8人の動きを合わせ、最後まで成長し続けることができました。拙いリーダーを信じ、共に前進してくれた仲間たちへこの場を借りて感謝を伝えたいと思います。
しかし、結果は早稲田に2艇身の差をつけられ、大敗。スタートから競る場面もあったものの、本年度も悔しい結果となりました。
今回の早慶レガッタをもちまして、私たち4年生の早稲田への挑戦は終わります。ただ、慶應女子は今後も挑戦し続けます。レース後、多くの方々から「今年の女子は違った。」と声をかけてもらいました。来年以降、さらに進化した慶應女子が、隅田という舞台で、新しい景色を見せてくれるに違いありません。
全日本も間近となりますので、もう一度気を引き締めて、「勝ち」に拘り、日本一を目指して取り組んでいく所存です。引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
伊良波 快斗
主将 (カヌー)
主将の伊良波快斗です。
本大会はカヌーエキシビションという形ではありますが、カヌー部門の底力を披露する場であると私は捉えています。例年以上の練習を重ね、接戦になるよう、練習から両艇で競り合いをしてきました。結果として私の率いるチームは惜敗し、悔しい気持ちが残ります。一方で、どこか晴れ晴れしい気持ちがあるのも事実です。共に接戦を繰り広げた早稲田の鈴木や慶應のクルーだけでなく、大会運営を支えてくださった部員やOBのおかげであると思っています。
長い伝統を誇る早慶レガッタにどんな形であれカヌー部門として出場できたこと、大変嬉しく思っております。来年以降も良いレースができるように後輩に受け継いでいけたらと思います。
これからもシーズン最後に向け、部員一同目標に向かって精進して参りますので、変わらぬご指導ご声援よろしくお願いします。
森本 直樹
学部対校エイト クルーリーダー
まず初めに、学部対校エイトの出漕を実現するために尽力して下さった皆様に深く感謝致します。誠にありがとうございました。
学部対校エイトは4名の医学部体育会端艇部2年生と體育會端艇部5名というクルーで挑みました。医学部体育会と體育會は普段は共に練習をすることはありませんが、今回一緒に練習をし、私達医学部体育会は多くのことを学びました。
しかしながら、レースは苦杯を舐める結果でした。スタートで離されてからコンスタントで巻き返すも、終盤にかけてのミスオールが目立ちました。体力不足・技術不足等、各々の課題が浮き彫りになったと思います。
今回の貴重な経験を忘れることなく、強いチームになるべく精一杯練習に取り組む所存ですので、今後ともよろしくお願い致します。