419日(日)に開催される早慶レガッタにつきまして、監督・コーチ・選手からのメッセージをご紹介いたします。

 監督メッセージ:二見 高司

本日、第95回早慶対校競漕大会が無事に開催されますこと、両校のOBOGの皆様を始めとした関係各位のご尽力に深く感謝申し上げます。

我が慶應義塾體育會端艇部は、1889年創部後、戦争や災害などの様々な困難な中においても、福澤精神の「気品の泉源、智徳の模範」を身に付け、人格的に成長し社会の先導者になることを目的に活動して参りました。

昨年は、全日本大学選手権終了後に、これまで多くの諸先輩が築きあげられた伝統と文化を確認し、学生自らが「OUR VALUES」を制定し、合宿生活における細部にまで拘った行動規範や安全管理規定作成のもと、ボートという競技を通して自身がどの様に成長できるのか、チームとしてのあるべき姿を考える時間を設けました。敢えてこれらの時間を設けたことから、例年通り、ただ単に乗艇練習を繰り返すことでは得られなかった気付きを発見し、更なる成長と飛躍へ繋がったものと信じています。

私が学生時代にご指導を賜った当時の鈴木壮治監督に、「伝統とは、古き力を克服する新しい力なり」という言葉を頂きました。今、学生たちは、自ら考え、そして行動に移し、正に新しい力を吹き込んでいます。そして何よりも勝利に飢えています。

この晴れの大舞台で、早稲田という好敵手と一騎打ちが出来るという喜びを噛みしめ、正々堂々と挑みます。どうぞ、ご声援を宜しくお願い致します。

ヘッドコーチメッセージ:田邉 保典

 95回早慶レガッタの開催にあたり、本大会を支えて下さっている関係の皆さま、そしてOBOGの皆さま、とりわけ、この日まで朝な夕なに現場を支えてきてくれた現場マネージャー、全ての皆さまに心より御礼申し上げます。

皆さまの全面的なご協力があってこそ、我々慶應義塾體育會端艇部は困難な時期を乗り越え、学生主体のチーム再建へと再び力強く舵を切ることが出来たのだと心より感じているところです。

今年は、二見新監督の熱い思いと明確なビジョンが部員たちに新たな刺激を与えています。掲げたテーマは「フィジカル強化」と「考えるローイング」。

ただ鍛えるだけではなく、なぜその動きを行うのか、どうすればより速く、より効率的に艇を進められるのか――学生自身が問い、理解し、実践へと落とし込む姿勢が、チーム全体に浸透しつつあります。主体性を取り戻した学生たちの成長こそが、慶應義塾體育會端艇部が再び強さを示すための最大の原動力です。

OB・OGの皆さまには、練習環境の整備から技術的助言と、あらゆる面で支えていただいております。その支援に応えるためにも、私たちは現状に満足することなく、挑戦し続ける姿勢を貫いてまいります。

本レガッタは、慶應義塾體育會端艇部が新たなステージへ踏み出す決意をお示しする場でもあります。学生たちが自ら築き上げた成果を、どうか温かく、そして厳しく見守っていただければ幸いです。

最後になりますが、今後とも変わらぬご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。

【対校エイト】

〇クルー

C坂田 健太郎(法4S阿部 憲太(商37林 和央也(政26吉田 伊吹(政25白石健人(総34谷水 祐仁(環33橋爪 一樹(法22岩本 流空(商4)B髙尾 礼士(経4

 対校エイト ボート部門主将メッセージ:岩本 流空

 春暖の候、第95回早慶レガッタが隅田川にて開催されるにあたり、ご尽力くださった諸先輩方、ならびに大会関係者の皆様に部員一同を代表して心より御礼申し上げます。平素より慶應義塾體育會端艇部の活動に対し、多大なるご支援とご声援を賜り、誠にありがとうございます。皆様の支えが、私たちが日々の厳しい練習に専念するための基盤となっております。

大学に入学して間もない3年前の春、隅田川で開催された早慶戦を目の当たりにしました。両校の全力を尽くした激闘と、見事に勝利を収めた先輩方の雄姿に心を動かされ、私を含めた多くの同期がそこで入部の志を立て、今日まで練習に励んでまいりました。振り返れば、これまでの日々はあっという間でした。しかし入部以来、我が慶應義塾の対校エイトは勝利を収められずにいます。とりわけ、昨年の早慶戦における宿敵・早稲田の完全勝利と、それに続く活躍は、私たちに大きな衝撃と悔しさを与えました。

この事実を素直に受け止め、現状を打破し全員が追い求める勝利を成し遂げるためには、部全体の底上げが必要不可欠であると痛感しました。現在49名いる部員全員で、チームが直面している課題に対して真正面から取り組み、日々の練習や合宿生活における認識を一つにしてきました。質の高い競技を行うという観点から合宿所の生活空間を再設計するなど、私たちの組織改革はまだ道半ばではありますが、チームは今までにないほど強固に団結していると実感しています。

競技面においては、ローイングに近道はないという認識のもと、漕破距離の重要性を全員で共有しました。週間の総漕破距離を入部以来最も長く設定する一方で、ただ漫然と時間を費やすのではなく、時間を明確に区切り、集中して取り組む時間と休息の切り替えを徹底してきました。さらに、小艇での練習において互いに切磋琢磨する中で妥協を排し質を求めた練習を重ね、日々の練習から基準を高く保ち粘り強く取り組んできた結果、現在私たちは互いの競技に向き合う姿勢に対して深い信頼を持っています。

本日の試合では、これまで積み重ねてきた取り組みを結果として証明します。強敵である早稲田大学を打倒し、強い慶應を体現することこそが、私たちに課せられた使命です。支えてくださったすべての皆様に今日この一戦に勝利という最高の形で恩返しをするため、必ず勝利を掴み取ります。全身全霊で挑み、隅田の流れを制し、桜橋を最初に通過することをここに誓い、ご挨拶とさせていただきます。

【第二エイト】

〇クルー

C和田 隆之介(政3S小糸 源(環47古舘 弘光(経46三野 剛生(経45藤森 隆成(法34佐々木 健太朗(商23山田 侑(経22牛場 龍之介(理2B木村 祐陽(経4

第二エイト クルーリーダーメッセージ:古舘 弘光

今年の第二エイトは、対校エイトに匹敵する力を持つクルーです。

選考では惜しくも敗れ、悔しい思いをしたメンバーが多くいます。だからこそ、日々の練習においても「対校エイトに勝つ」という強い意志を持ち、互いに切磋琢磨しながら質の高い練習を積み重ねてきました。

特にフィジカル面では対校エイトを上回る力を備えており、一漕ぎごとに艇を力強く前へ進める推進力には自信があります。平均身長も180cm程と恵まれた体格を有しており、パワフルに漕ぎきることができます。

また技術面においても、小艇での選考を経て集まったクルーであるからこそ、全員が艇を進めるための技術を高いレベルで備えています。

一方で、隅田川未経験者が9名中6名いるなど、経験の浅さという課題も抱えてきました。しかし私たちは、「考え続けること」と「声を出し続けること」を徹底してきました。練習でうまくいかない局面に直面した際にも、互いに意見をぶつけ合い、全員が責任を持って改善に向き合うことで、着実に完成度を高めてきました。その結果、隅田川という特有の環境においても、安定して漕ぎ切ることができると確信しております。

さらに、2年生から4年生までが在籍する中で、学年の垣根を越えた信頼関係を築き、良い雰囲気のもとで練習を重ねてきました。

本番では、一漕ぎ一漕ぎに魂を込め、圧倒的な艇速で宿敵・早稲田に勝利し、対校エイトへ勝利のバトンを繋ぎます。

最後になりますが、日頃より多大なるご支援・ご声援を賜っている皆様、そして本大会の開催にご尽力いただいたOBOGの皆様、マネージャーをはじめとする全ての関係者の方々に、心より御礼申し上げます。

【女子対校エイト】

C石川 恵奈(商4S武者 夢果(政37梅原 瑠菜(政26岩井 咲嬉(法35佐藤 亜美(文34髙木 真保(商23笠原 愛美(経42田中 咲都奈(政2B亀山 佳奈(経2

女子エイト 女子リーダーメッセージ:笠原 愛美

春爛漫の候、今年も第95回早慶レガッタを迎えられることを大変嬉しく思います。開催にあたり、ご尽力くださった諸先輩方、ならびに大会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

今年度、女子対校は昨年に引き続きエイトでの出場となります。

9月のインカレから早慶戦までの8ヶ月間を振り返ると、決して順風満帆な道のりではありませんでした。思うように練習できない時期が5ヶ月間続き、もどかしさを抱える日々を過ごしてきました。しかし、その時間があったからこそ、「早く練習したい」という強い想いを持った9人が再び集まりました。その想いが重なり合うことでクルーとしての熱量は一気に高まり、練習できる環境があることへの感謝を胸に、一回一回の機会に真摯に向き合ってきました。

こうした時期を通して、私たちは日々の練習に対する向き合い方そのものを見つめ直してきました。限られた時間を決して当たり前とせず、一つひとつの練習の質にこだわり続けてきたことが、現在の私たちの土台となっています。

今年度の慶應クルーは、8人中4人が未経験の2年生で構成されており、経験や実績、さらにはフィジカルや体格の面でも決して恵まれているとは言えません。しかし、その分だけ私たちは一ストロークごとに多くを吸収し、互いに率直に学び合いながら成長を重ねてきました。個々の力に頼るのではなく、クルーとしての結束と再現性を高めることに向き合い、9人で一つの力を生み出すことにこだわり続けてきた点に、このクルーの価値があります。

個々の力では決して勝てないからこそ、私たちは9人で一つの艇をつくることに徹底的に向き合ってきました。思うように練習ができなかった時間や、その中で抱えてきたもどかしさや悔しさ、そして再び集まった9人で高めてきた結束。そのすべてが、今の私たちを形づくっています。積み重ねてきたすべてをこの一戦にぶつけ、最後まで一漕ぎにこだわり抜き、37年ぶりの勝利を必ず掴みにいきます。

最後に、日頃より温かいご声援を送ってくださる皆様に、そして日々ご指導くださっているコーチの方々に、心より感謝申し上げます。当日は、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

カヌー部門ヘッドコーチメッセージ:太田 匡洋

端艇部カヌー部門ヘッドコーチを務めております、太田匡洋と申します。早慶レガッタ開催にあたり、ご尽力いただいております関係者の皆様、三田漕艇倶楽部の皆様、学生各位に心より御礼申し上げます。

端艇部カヌー部門では、2025年、本エキシビションでの戦いを弾みとして、夏の全日本学生カヌースプリント選手権大会優勝、小泉体育賞受賞という快挙に繋げることができました。

2026年のチームスローガンは「報」です。これまで歴史を繋いでくださった諸先輩方への感謝に報いるべく、報本反始の精神で競技に臨んでまいります。

カヌーエキシビションのフォアレースは、部の悲願である、インカレフォア優勝に辿り着くためになくてはならない存在です。本年も隅田川で熱戦を繰り広げてまいりますので、皆様からの温かいご声援を何卒よろしくお願い申し上げます。

【カヌークルーA】

1大久保 龍(法42石井 蒼馬(理33加藤 遥人(法34橋本 昌樹(商3

【カヌークルーB】

1小林 慶次郎(経42佐々木 琢真(経43長谷部 晴彦(文44宮﨑 祐也(文4

カヌー部門主将メッセージ:大久保 龍

端艇部カヌー部門の主将を務めております、法学部法律学科4年の大久保龍と申します。

今年も早慶レガッタの季節がやってまいりました。今年度から、カヌーエキシビションは完全な部内戦となりましたが、それでもボート部門が早慶レガッタに向け選考を行い、厳しい練習をしている様子は、艇庫へ良い緊張感をもたらしてくれて、カヌー部門にとっても刺激となっています。

さて、カヌーのフォアの魅力を簡単に説明させていただきます。これはきっと、カヌーにもボートにも言えることですが、フォアは必ずしも速い4人が乗っている船が勝つとは限りません。もちろんベースとなる実力は必要ですが、その上で「合う4人」が乗っている船が強いです。それが魅力だと思います。では「合う4人」とはどういうことか。先頭の人は自分の作ったピッチのリズムに後ろがついてきてくれることを信じ、後ろに乗る人は、先頭の人の舵取りやレースメイクを信じて漕ぎ続けます。お互いを信頼し合えている4人、その信頼に至るまでの膨大な練習をこなせた4人こそが勝利に値するのだと思います。

春の隅田川を漕げることへの感謝を胸に、カヌースプリントの魅力を伝えつつも、ボート部門の晴れ舞台を少しでも彩れるよう、最高の漕ぎをご覧に入れます。

どうぞよろしくお願いいたします。

【慶應義塾志木高等学校クルー】

〇クルー

C久世 健輔(3年)S時澤 駕早(3年)3渡 聖真(3年)2金関 佑翔(3年)B菅家 雄太郎

慶應義塾志木高等学校舵手付きクォドルプル 主将メッセージ:時澤 駕早

私が人生で初めてローイング競技を目にしたのが、2年前の第93回早慶レガッタでした。

両岸から響き渡る嵐のような声援、荒れ狂う波を乗り越える力強い漕ぎ、目の前を駆け抜けていく艇のスピード、コンマ1秒を争う白熱したレース展開、目に入るもの全てに圧倒されました。

対校エイトは僅か0.97秒の差で早稲田の勝利。高校に入学して間も無い中、対校エイトが敗れたことに慶應義塾の一員として悔しさを感じていました。そしてローイング競技に魅了された私は、その日のうちに端艇部への入部を決めました。

それから2年の月日が経ち、勝利の喜びも、敗北の悔しさも、ローイング競技の苦楽の両方を経験しました。

そして今回、憧れの早慶レガッタに高校Aクォードとして出場できることを本当に嬉しく思います。

現在我々はスローガンとして、「凌駕」の2文字を掲げています。早慶レガッタにおいては、「技術」も「力」も早稲田を凌駕したレースをご覧に入れることをここに約束いたします。

最後となりましたが、早慶レガッタを開催するにあたって多大なるご尽力を賜りました諸先輩方、並びに大会関係者の皆様に、部員一同を代表して心より御礼申し上げます。

【慶應義塾高等学校クルー】

〇クルー

C林 琉斗(3年)S石橋 朋樹(3年)3松江 航平(3年)2桧原 智也(3年)B河上 凱飛

慶應義塾高等学校舵手付きクォドルプル 主将メッセージ:桧原 智也

僕が2年弱ボート競技を続けてきた感想は、ボートはとにかくキツいということです。練習をしていると時々「自分は今何をやっているんだろう?なんでボートをしているんだろう?こんなに辛いなら死んだ方がマシなんじゃないか」と疑問になります。そしてボート部を辞めたいと何度も思いました。それでも試合に勝つ事や自分の成長を感じられる事が楽しいからボートを続けられています。ボートの魅力を伝えられるように全力で早慶レガッタという大舞台を楽しみたいと思います。

ボート競技はずっと同じ動きをしていて単調に見えますが、その裏には日々の練習で培った筋力、体力、技術、メンタルが詰まっています。

それだけでなく、エイトやクォードといったクルーボートでは全員で心を合わせ、一糸乱れぬ動きをすることで初めて艇が進んでいると言えます。そのためクルーボートは全員で漕ぎを合わせるためにひたすら練習をします。

早慶レガッタに出る選手はみんな勝つために練習をしてきました。

観客の皆さんにはレースの結果もそうですが、選手達のそれまでの努力も感じて楽しんで頂きたいです。