本年度の10月末に行なわれました全日本選手権にて、私の主将としての役目を終えさせていただきましたことをここに報告いたします。OB・OGの皆様におかれましては、長きに渡って度重なる厚いご支援を賜り、誠にありがとうございました。
129期の総括といたしましては、各々が自分なりに考えて行動していながらも、代としてはあまり目立つ結果を残せなかった、というのが正直なところであります。
我々の代として掲げたスローガン、「For ∞miles!」。各々が後悔のないように、引退の瞬間を笑顔に囲まれながら、自分自身も最高の笑顔で終えられるようにともがき続けた1年となりましたが、結果としては早慶戦の敗北に始まりインカレの大敗など、辛酸を舐めさせられることが多々ございました。
そもそも、129期の選手は下級生の頃よりエルゴスコアの伸び悩みなどから、試合経験を得る機会が少なかったように思えます。そのためか上級生となった際に手探りを繰り返しながらクルーメイクを行い、苦労している者も多く見受けられました。しかしながら、来たる130期は主将・新井を筆頭に経験豊富で熱意に満ち溢れた選手が多く在籍しており、期待できる年になることを私は確信しております。先輩として彼らに勝利を味わえさせてやれなかったことは何よりの心残りですが、結果として彼らの経験となり、この度なんとか130期へバトンパス出来たことに安堵に胸をなで下ろす思いであります。
全日本の男子エイトには3年生が6名乗っており、ここからの1年間はこの6名が主力となることは疑いようがございません。6名ともに今年度の対校エイト・第2エイトで我々と共に屈辱を味わった者たちであり、早慶戦にかける思いは何よりも重いものであります。どうぞ御期待ください。
様々な苦労はあれど、それでもこれまでに人倫に悖る行いは一切なく、129期23名は自分たちなりの納得をもってここに引退を迎えさせていただきます。
最後となりますが、この1年間塾端艇部を支えてくださった全てのOB・OGの皆様、そして関係者各位に心からの感謝を申し上げさせていただきます。誠にありがとうございました。
これからはOBとして、受けた恩以上の働きを塾端艇部へと還元出来ればと考えております。
これからもご指導ご鞭撻の程をよろしくお願いいたします。
129期主将 髙崎隼人・商4