2022年シーズン目標:「王者」

https://youtu.be/ocHSez8PLCQ

「打倒」のスローガンを掲げて戦い抜いた昨シーズン、我々は5年ぶりに早慶レガッタ対校エイト優勝、全日本大学選手権では18年ぶりに、対校エイトでメダルを獲得いたしました。脈々と受け継がれてきた日本一への挑戦は、あと少しで結実するところまで来ております。そのような確固たる手応えを感じるとともに、今シーズンは部員一同の力を総動員する、勝負のシーズンになるとも感じております。

今シーズン慶應義塾體育會端艇部は「王者」を目標に掲げます。 早慶レガッタ優勝、そして日本一を何としてでも掴み取るため、 「Open mind」、「善を行うに勇なれ」、「踏み込め」を3つのスローガンとして実行いたします。

「王者」という目標を定めた理由は2つです。

1つ目は、どこの大学にも負けない、日本一の艇速を誇る「水の王者」でありたいからです。

2つ目は、孟子の「王道思想」からの引用です。孟子は、「王者とは、強大な権力で人々を抑圧する【覇者】ではなく、最高の徳である【仁義】を以て治める存在だ。」と説きました。ボート競技で勝つためには、部員皆が日常生活面においても、一人間として「王者」としての自覚を持った行動が必要不可欠だと考えたからです。

また「王者」になるための、具体的な心の在り方として3つのスローガンを決めました。

1つ目は「Open mind」です。「仁義」の「仁」、つまり思いやりの心です。自分の思ったことを発信する、相手の考えを受け入れるという相互コミュニケーションで、自分だけでなく他人にも関心を持ち、互いに支えあい全員で強くなります。

2つ目は「善を行うに勇なれ」です。「仁義」の「義」、つまり正しい行いです。ボート競技は同じ動きの繰り返しです。だからこそ、当たり前のことを当たり前に行う、仲の良いチームメイトにも言うべきことは言う、艇庫のごみを拾うなど面倒で恥ずかしいことを勇気をもって行うといった、正しい行いを日々皆が積み重ねていくことで、成長します。

3つ目は「踏み込め」です。これらの仁義を実現し王者になるためには、強い自分が必要です。辛くなった時、逃げ出したくなった時にこのスローガンを思い出して、もう一踏ん張りすることで、更なる高みを目指します。

「Open mind」、「善を行うに勇なれ」、「踏み込め」という3つのスローガンを部員皆で体現し、必ずや「王者」になります。

今後とも端艇部へのご指導・ご支援の程よろしくお願いいたします。

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