端艇部の1年
4月〜6月
塾端艇部のシーズンは毎年4月に隅田川で行われるボートの早慶戦である「早慶レガッタ」から始まります。
早慶レガッタは100年を越える歴史ある伝統の一戦です。隅田川には毎年両校の対決を見ようと3万人の観衆が詰め掛けます。
早慶レガッタは数ある早慶戦の中でも一年で最初に行われるものです。
少しでも興味がある人は来年の春、ぜひ隅田川に来てください!
5月にはシーズンに入って最初の公式戦である「全日本軽量級選手権」があります。この試合では体重に制限があるため体重が軽くて体が大きい人と比べると力が劣る人でも優勝が狙えます。
7月〜9月
そして9月には学生日本一を決める「全日本大学選手権(通称インカレ)」が行われます。應援指導部もかけつけ戸田では各校が熱戦を繰り広げます。我が校も毎年優秀な成績を収めており優勝まであと少しのところまで来ています。
10月〜12月
11月に社会人を含めた真の日本一を決める「全日本選手権」が行われます。ボートシーズンを締めくくる最後の試合です。そのハイレベルな戦いは毎年NHKで放映され、多くの注目を集めています。我々はこの試合で優勝し「日本最速」になるべく日々鍛錬しています。この試合が終わると4年生は引退し、部は新たな代へと受け継がれることになります。シーズンを終えてまもなく本塾端艇部の伝統イベント「遠漕」が行われます。戸田から荒川、中川を経由して利根川を下り、ゴールの銚子まで漕ぎ繋いで行きます。道中は和気藹々とした雰囲気で、部員一同毎年このイベントをとても楽しみにしています。
1月〜3月
この時期は早慶戦の準備期間となります。全日本選手権が終わってから1月末まではオフシーズンで陸でのトレーニングを中心に行い早慶戦に向けてのカラダづくりに励みます。そして2月から本格的に準備期間に入り1ヶ月以上におよぶ長い選考期間を得て早慶戦で戦う真の強者を決めるのです。出場するメンバーが決まればあとは早慶戦での勝利に向けてひたすら漕ぎ続けます。この長い準備期間を通して慶應の漕ぎは隅田川の荒波にも負けない力強く洗練されたものになっていくのです。