故 松田前副会長を偲ぶ

去る8月22日、前三田漕艇倶楽部副会長の松田篤典先輩がご逝去されました。

謹んでお悔やみ申し上げますとともに、三田漕艇倶楽部 淺井泰夫 副会長の追悼寄稿と、ご葬儀での鈴木与平様(鈴与株式会社代表取締役会長)のメッセージを鈴木様、松田様のご許可を得て、ご紹介いたします。

故 松田篤典先輩を偲ぶ 

松田さんのご訃報は、全国高校野球選手権大会で塾高が一世紀ぶりの決勝進出を決めた興奮が冷めやらぬ8月22日に、突然もたらされました。

ご持病のこともあり本年3月に三田漕艇倶楽部副会長、名古屋三田漕艇倶楽部会長を退かれたといえ、4月の早慶レガッタはじめ各レガッタ会場や三田漕の集まりで拝見するお姿は相変わらず矍鑠としていらっしゃったので、一報をお聞きした際は「信じられない」の一言でした。在りし日の松田さんを知る人は、皆同じ様に感じられたと思います。

8月25日のご葬儀には、会長を務められた中部ボート連盟、愛知県ボート協会、名古屋市ボート協会、中部電力ボート部関係者だけでなく、近隣の企業や高校ボート部指導者も多数参列しておりました。そして、多くのボート仲間が手向けた花、慶應端艇部ブレザー、塾高の甲子園優勝を報じる新聞記事とともに、松田さんは荼毘に付されました。

松田さんの終生変わらなかったボートへの愛情と、周囲の人を惹きつけ、巻き込むお人柄、ボートの発展、普及と次世代育成、地域発展に大いに尽くされたご功績は、我々三田漕の後輩としても本当に誇らしいものです。ご遺志を受け継ぎ発展させていくことが、我々の使命と思います。

松田さん、今まで本当に有難うございました。どうか安らかにお眠りください。合掌。

三田艇倶楽部 副会長

中部三田漕艇倶楽部 会長

淺井 泰夫 (昭和46年卒)

謹んで松田君の御霊に申し上げます。

今朝ご子息から君が亡くなられたとの電話を戴き、あんなに頑丈な力持ちだった君が・・・と大変驚くとともに君を失った寂しさを禁じえません。

君とは慶應義塾の学生時代からの長いお付き合いで、

同じ清水に縁があるということで気も合い、人生色々な場面で仲良くさせて戴いた。

君は寡黙な方だったがその暖かい人柄で、いつも愉快に酒を酌み交わし、楽しい時間を過ごさせて戴いたことが懐かしく思い出される。

名古屋に住まわれてからも静岡三田體育會の集まりにもわざわざ駆けつけてくれ、君は端艇部、私は航空部と幾たびか「若き血」をにぎやかに、皆で肩組み合わせ歌った事もあった。

80歳を超え、自分もいつお迎えが来てもおかしくないと思っていたが、まさか君の様なボートで体を鍛えて、握手するとこちらの手が痛くなる位元気だった君が先に逝くとは・・・思いもしなかった。

松田君色々ありがとう。本当にお世話になった。

どうか安らかにお休みください。合掌。

鈴与株式会社

株式会社フジドリームエアラインズ

代表取締役会長 鈴木与平

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